平成24 年12 月、中央自動車道笹子トンネル上り線で天井板落下事故が発生、9 人の尊い命が犠牲となり、長期にわたって通行止めとなった。高度成長時代に次々と整備された道路構造物の老朽化時代が本格的に到来したことを告げる出来事である。この事故が発した警鐘により、今後、施設の倒壊事故等が発生することの無いように、国土交通省に置いて策定された道路ストック(特に道路附属物である標識、照明、情報提供装置)の保守点検に関して策定された「総点検実施要領(案)【道路標識、道路照明施設、道路情報提供装置編】 平成25年2月」に基づく、点検データの管理及び関連帳票の印刷、上級官庁へのファイル提出に最適です。
※ 地図は、昭文社の「スーパーマップル・デジタル」を使用しています。
※ Windows8.1 Windows10 対応
道路の老朽化対策 https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobohozen.html
道路ストックの総点検 https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/stock.html
① 施設台帳一覧
② 施設台帳
③ 保守点検台帳
④ 修繕台帳一覧
⑤ 位置情報
⑥ 写真
⑦ 映り込み写真
⑧ 検索機能
⑨ 道路ストック点検
施設の切り替えもリストから選ぶだけで簡単にできます。
標識の場合は、基本台帳の他に複数枚の標識板データの管理が出来ます。又、撤去済データでは、基本台帳の他に、保守点検や修繕のデータ管理もできます。
従来のPF1のデータとは別に道路ストック点検関連データ施設諸元・点検表・損傷記録票・板厚調査結果記録票などのデータの入力管理が簡単に出来ます。
従来のPF1の帳票は、もちろん道路ストック点検用の様々な帳票も 印刷出来てスムーズなシス テム運用が可能です。
帳票はPDFファイル保存も出来ます。
従来のPF1のExcelファイル保存の他に、道路ストック点検データの一覧ファイルや1データごとの上級官庁提出用Excelファイルも保存できます。
地図は検索機能や任意の縮尺で印刷できる地図印刷などデジタル印刷ならではの便利機能が一杯です。
それぞれの施設で、基本色が決まっていますが、プロパティでバルーンの位置を修正したり他と区別するために、カラーを変更することもできます。
写真は3枚、反射鏡ではプラス1枚、⑦の映り込み写真も管理できます。遊具同様、写真の画質調整などの編集メニューで、写真整理は簡単!
画像回転などの処理を複数の写真に一度に適用できる一括処理も可能です。
反射鏡では運転者目線での映込写真や映込障害要因などのデータ管理で施設の腐食の状態だけでなく、実際に機能を果たしているかをチェックし、出会い頭事故を防止します。
照明灯では自動点滅器の点検や電力回路の絶縁抵抗測定を行うなど、それぞれの施設にあった最適な管理項目が設定されています。
デジタル化して、めざましく変わるのは、簡単な操作でデータの検索ができることです。
Excelファイル保存機能を活用すれば、グラフ作成や資料作成など、データの活用方法が広がります。
①の施設台帳一覧の上部にある「テキストフィルターバー」は、検索したい文字の一部を入力するだけで、簡単にデータを絞り込むことができます。また、「台帳検索」や「保守点検台帳検索」、「AND/OR検索フォーム」で、複合検索も行えます。
施設のCAD図面や材料証明書、住民からの要望書や設置の経緯、事故記録などのWord文書やExcelファイル、PDFなど様々な種類のファイルの関連付ができます。
打ち合わせの内容や電話で受けた要望事項。事故連絡など、自由にメモを保存できます。あいまい検索機能で、メモの内容から表示したいメモを簡単に探せます。
Android入力ツールなどデータ入力作業の省力化をご提案しています。
Androidの保守点検データ入力ツールがあればその場で点検データが入力できて事務所に帰ってからのデータ整理作業を大幅に軽減します。